私が見てきたハロプロの話をしようか。【前編】
ブラウン管テレビの表面は、妙にサワサワとしていた。
結構、心地よかった。
そう覚えているほど、私は画面に食らいついていた。
画面の中の、目の前のとあるアイドルに、釘付けだったから。
歌っていた曲は、桃色片思い。
アヤンキーがプリントされた帽子を被りながら、それはそれはあややに夢中。
ふりかけにも、シャンプーにも、アヤンキーがいた。
あややが大好きで大好きで、これこそが私のハロプロの原点であり、アイドルの原点だ。
~宿命~
私のみならず、私たちの世代(00年前後)は、どうしたってハロプロ、及び、つんく♂さんが関わった女の子達の活動を避けては通れないだろう。
・℃‐ute
以上のアイドルは、幼い頃の思い出からは切っても切り離せない。
まずは、言わずもがなこの作品"きらりん☆レボリューション"(以下きらレボ)。
「ちゃお」にて、2004年に連載開始。2006年にアニメ化されてから、より人気が加速し、爆発的な流行を巻き起こした。私も、おおいに加担した女児の一人だった。
主人公の月島きらりが、国民的アイドルにまで成長する物語だが、その月島きらりの声を担当したのが、当時モーニング娘。のメンバーであった、久住小春だ。
なんと当時15歳。信じられない。
そして、中盤で組むユニット"きら☆ぴか"で、相方の観月ひかる役を務めたのは、惜しまれつつも解散した℃‐uteのメンバー、萩原舞。
ちなみに、きらレボのED「大きな愛でもてなして」は℃‐uteの曲だ。
私の周りだけかもしれないが、意外と知らない人が多い。
さらに、三人組ユニット"MilkyWay"では、花咲こべに役を吉川友、雪野のえる役を北原沙弥香が務めた。二人は、当時のハロプロエッグから選出された者だ。
タンバリンを持って踊っていた子、挙手。
タンタンターンの衣装案がちゃおで公募されていて、送ってはみたものの、採用された衣装案が可愛すぎてひっくり返った子、挙手。
思い出せばきりがなくなるほど、私や私の周りはきらレボに夢中だった。
そして、Milky Wayでは雪野のえるの声である北原沙弥香も、"イナズマイレブン"では、空野葵を演じている。この"イナズマイレブン"では、Berryz工房がEDをよく担当していた。
↓私が好きなED
既に、ハロプロから逃れられていない。
00年前後生まれを1000人集めて、この2作品どちらにもぶち当たっていない人がどれほどいるのか、アンケートを取ってみたい。多分、1割程度で済む。
過言だろうか。
しかし、逆に考えると、1割はいるとみている。
現に、ここまで読んでくださっている人の中にも、ぶち当たってこなかった人もいるはずだ。
ならば、次の作品はどうだろう。
・しゅごキャラ!シリーズ
関わっているぞ、ハロプロのアイドル達が。
まず、しゅごキャラ!シリーズ。
2006年より「なかよし」にて連載開始。2007年にはアニメ化され、主に女児の間で大人気に。
でも、性別関係なく、見ていた子達なら"なりたい自分になってもいい"という考えは、大人になっても胸に留まっているのではないだろうか。
そんなしゅごキャラ!に、ハロプロのアイドルは、主にOP,EDで貢献していた。
当時活動中であったBerryz工房メンバー、嗣永桃子、夏焼雅、今は解散している℃‐uteメンバー、鈴木愛理からなるユニット"Bouno!"。
ハロプロエッグから選出された、佐保明梨、和田彩花、前田憂佳、福田花音による"しゅごキャラエッグ"。メンバー変更後は、佐保はそのまま、田辺菜奈美、譜久村聖、前田彩里で活動していた。
"ガーディアンズ4"は、当時モーニング娘。メンバーであった光井愛佳、活動休止中のBerryz工房から熊井友理奈、菅谷梨沙子、解散中の℃‐uteメンバー、中島早貴によるユニットだ。
ガーディアンズ4は、いまなおハロヲタな私からしてみても、面白い組み合わせすぎる。なんだかんだ馴染むのは、16ビート叩き込みの成果なのか。
↓私が好きなED。定番だけれども、やっぱり好き。
からの、めちゃモテ委員長…といきたいところだが、これがまた少しばかり面白いややこしさが絡んでくるため、次回の記事に持ち越させていただくとしよう。
どこまでいっても私達の世代を掴んで離さない、つんく♂さんの恐ろしさが現れます…素晴らしい。
今回はここまで。
ご拝読ありがとうございました。
この記事が気に入った方は、ぜひとも何かしらの形で反応をくれると嬉しいです。
それでは!!
↓以後、余談
私ががっつりモーニング娘。という存在を認識したのは、実はプラチナ期。
私の世代だと、ミニモニ。の方が正直人気だったからだ。
ハム太郎ともコラボしていたし。
転機が訪れたのは、当時、小学校中学年だったはず。
ケーブルテレビの音楽専門チャンネルで、しょうがない夢追い人のMVが流されていた。
そこで私は、1人のメンバーから目が離せなくなった。
光井愛佳という存在だ。
周りがヒールの高いブーツを履いて踊る中、彼女だけ、ぺたんこのブーツだった。
当時は事情も何も知らない小学生だったけれど、そんな彼女を見て、素直にカッコイイと思ったのだ。
しかし、その時は曲名を見逃したままMVが終わってしまい、結局その場の"カッコイイ"で終わってしまった。
だが、ほどなくして、少女私は発見するのだ。
なんと、きらレボのアフレコ話が読み切りでちゃおに掲載されており、その中表紙の右端だか左端だかに、しょうがない夢追い人のCD広告が、載っていたのである。
覚えていたサビのフレーズとタイトルが一致し、すぐさま親に頼み込んで頼み込んで、買ってもらった。
もしかしたら、通常のきらレボの中表紙だったかもしれないが、ちゃおで発見したのは間違いない。
こうして、プラチナ期からモーニング娘。に浸かった小学生が、爆誕したのだった。
↓しょうがない夢追い人のMV